ダライラマを疑え
真の”チベットの自由”のためのチベット論
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「チベットは中国の一部」英国の声明は100年ぶり―中国紙
【2008/11/12】 総記
2008年11月11日、中国紙「青年参考」は、
ミリバンド英外相が「チベットは中国の一部」と認めた件で、各国メディアが「英国が初めて認めた」と報じたのは誤りとし、正しくは「100年ぶりに認めた」であると報じた。
ミリバンド外相は10月29日、英外務省の公式サイトで
「英国の過去の政策は時代錯誤だった。英国は、非常にはっきりとした態度でチベットは中国の一部であると認める」とする声明を発表。
各国メディアはこぞって、「英国が初めて中国の領有権を認めた」と報じた。
これに対し「青年参考」は、
「中国が清の時代だった1793年、英国王室の特使が乾隆帝に接見した際、すでにこれを認めている。19世紀後半までその態度は変わらなかった」と主張。これらの報道を「厳密には誤り」とし、「正しくは100年ぶりに認めた」とするべきだと指摘した。
 また、チベット亡命政府がミリバンド外相の声明に対し、「1951年に中国が武力侵入するまで、英国はチベットの独立を認めていた」と反論している件については、
「可哀想な弱小民族の代表のふりをして、同情を買おうとしている。中央政府から何らかの条件を引き出したいのだろう」と皮肉った。

特段驚く話でもないのですが、ミリバンド外相の歴史認識には一定の妥当性がある。
確かに、中国当局(中華人民共和国政府)時代の、「民族浄化」とも解される行為は、問題になるだろう。
しかし、一方で、
チベット人が無抵抗であったようなダライラマの主張は間違いであるし、
ダライラマを筆頭とするラサのチベット仏教勢力(=ゲルク派)は、CIA・フランスと繋がり武装闘争を展開していたことも事実であろう。(CIAは認めている)

ミリバンド外相の「中国当局から何か条件を引き出そうとする」行為を批判する意図であれば、それは問題がある。
チベットは中国の一部であり、チベットが政治的要求を行うべき対象はあくまでも中国当局である。
だから、チベットは騙しでも中国当局から自治権を獲得しようとする権利そのものはあるのである。
しかし、その権利を認めさせるための、動機・事実認識にバランスにかけた主張・バランスに欠けた歴史認識・被害者妄想的言動がダライラマに存在するのである。

もっとも、ミリバント外相の歴史感を全否定できる人がいれば、個人的には注目してみたい。
田母神幕僚長の歴史認識発言よりも妥当性ある歴史認識だと思うが、おそらく
歴史知識の浅い「フリー・チベット」論者によって、弾圧されるだろう。

さて、補足的にコメントしておきたいのだが、「チベット」を論じている人で歴史問題で
近現代史だけを取り上げているブログは概して信用できない。
それは、都合のいい歴史事実だけを抽出しがちであることにある。

ダライラマを疑え」で特集したいと思うが、
チベット人・チベット民族と一般的いわれる人々は中央アジア通史において、トルコ民族のように混乱の元凶と言える。
ブータン・ネパール・モンゴルと隣接した地域は、中国当局によるチベット弾圧より以前から
チベット人による民族浄化に近い状況に晒されてきた。
ゲルク派であるダライラマのチベット概念がそもそもチベット人・民族のためになる可能性ははっきり言えば薄い。
ダライラマも亡命政府も存在しているだけで外交できる立場でもない。むしろ、ゲルク派の売名目的で外遊している可能性もある。)
今、移住したチベット人が起こしている問題の解決になることはないし、ブータンの難民問題では、
チベット仏教教徒が、ブータンの少数民族を民族浄化しているのである・・・・・・・


さて、歴史問題として、補足しておくが1793年の出来事では

清朝の乾隆帝が1793年に発布した『欽定蔵内善後章程二十九条』が持ち出される。
この規定がチベットの独立性を暗示するという主張もあるし、チベット旗の由来でもあることで比較的有名である。
しかし仮に独立国同士の国際法として「欽定蔵内善後章程二十九条」を考えるとなれば
異常とも言うべき状況がある。

「二十九条章程」はおもに清朝のチベットに対する権限を定めているものである。
個別は割愛させてもらうが
チベット独立論ではこの規約を大義に独立国としての正当性を主張するが
「政府と内閣をもっていた」「自主制定法があった」→(中国の駐チベット大臣に拘束性がある)
「貨幣を発行した」→(駐チベット大臣が監査監督していた)
「自らの軍隊があった」(清朝が設立し、駐チベット大臣に指揮された)

このような状態が”独立国”としての要件とは到底言えないだろう。主張に対すr「現実は」という部分まで備えていることをどう説明しようというのだろうか?
日本がアメリカの従属国で「真の独立国」ではないという人がいるが、このような状況をどう評するのだろうか?
 もっとも「国家」を規定するための国際法の要件はまったく満たせるものではない。
 チベットの過去ではなく現代が問題であって、チベットが独立国であるための要件は贔屓目に見ないと成立しない。その贔屓目のバランスも問題がありすぎるのである。
「自国の軍隊に関して他国(中国の清王朝)の命令・指示を受ける」ような国家であったチベット・・・・
そして、それを事実として認めているチベットが独立国なのだろうか?

乾隆時代チベットで「二十九条章程」を発布できたこと事実は、チベットが中国に服属していたことを物語りえるものではないだろうか?

さて、本論であるミリハンド外相発言は大きな意味はない。
各国は黙っているが、チベット自治区の統治権は中国当局のものであることは否定しえない事実認識である。
むしろ、諸外国ともチベットは”独立国家”と言えないのが現実で、
その現実は一重に、
「中国の国力」
に尽きるのだが・・・・・

 冥王星個人はミリハンド外相を支持するわけだが、
イギリスの過去の植民地政策のツケは未だに残っていることを英国全体で考えてほしい。
パレスチナはじめ、イラク、マラッカの海賊・ソマリア・・・・一番植民地が多かったことを差し引いても大英帝国の植民地は・・・・

何度でも言うが、フリーチベット論のほとんどが現代史の一面だけで中国当局を批判している。
(現代の右派的歴史認識と同じで都合のいい部分だけしか論じない)
それらは歴史的中立性のある見解ではなく、歴史的無知が介在している。バランスの問題ではなく相対的な知識欠如でチベットの歴史を騙っているのだから、困ったものである。
 
 ダライラマのプロパガンダとアンチコミュニズムに事実が知られていない。歪められている部分がある。
 より多くの事実認識を重ねた歴史認識が流布することを期待したい。
 チベット民族は騎馬民族と同じく周辺農耕王朝にとっては、不安要素であり、農耕王朝の支配下から逃れることができない・・・・・・
これは、歴史的必然性である。
経済力が軍事力の裏打ちであり、経済力なき軍隊はありえない。そしてチベットは国力としての限度で農耕王朝を簡単に凌駕することはできないのである。(海戦では話は違うが)

こういう言い方は失礼かもしれないが
「チベットは他国にとって何かする価値のある地域ではなかった・・・」
いや・・チベットという領土には価値がないのだろう。だからこそ、孤立した歴史を歩めたのであるが
騎馬民族の領土と同じように生産に向かない地域であるがゆえの、農耕王朝からの分離独立の傾向なのである。(痩せた土地をいくら持っても仕方ないという支配の理論)

欧州におけるバスクも同じような地政環境であるが・・・・
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この記事に対するコメント
iイギリスだけじゃないですね
こんにちは、お久しぶりです。鳥龍茶(にゃおろん茶)さんのサイトでの投稿以来でしょうか?
さて先日(この記事の投稿日から一週間以内)朝日&京都新聞を見たら、イギリスだけでなくフランスもダライラマ側に思い切り不利な発言をしていました。「いかなる形であれ」チベットの独立は支持しないとのことです。
この国の政府は中国政府がチベット族に人権侵害をしているか、中国から独立すべきかどうかの真偽はどうでもよくて、単に外交上利益を奪い取るために叩いておきたいだけだったのではないかと思います。
さて、ダライラマより強硬な亡命チベット族の青年団(?)はどういう態度をとるか見ものですね。
【2009/04/03 17:15】 URL | 特命希望 #9L.cY0cg [ 編集]

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【2011/05/14 22:16】 | # [ 編集]

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【2011/09/02 18:15】 | # [ 編集]


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